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地域の困っている人たちに
少しでも幸せを感じてほしい

2002年社会福祉法人 健成会は、南港ポートタウンを海のまちに「しらなみ」として生まれました。当時、高齢者の長期入院や認知症の人の増加などが問題になっていました。そのような社会的背景があり、新しく始まったゴールドプランと呼ばれる介護保険法は、高齢者の自立と尊厳を守る制度として大きな期待をされていました。

介護保険という日本独自の新しい制度に率先してチャレンジしたいという情熱があり、私も第一期のケアマネジャーの認定資格を取りました。高齢者だけではなく、地域の困っている人たちに少しでも幸せを感じてほしい。そして地域の人たちが集う楽しいオープンな交流スペースを作り、私たちも楽しく仕事ができることを目標として「しらなみ」という施設を立ち上げました。

当時、住之江区内では他にグループホームはまだ無く、書籍や雑誌を参考として夜遅くまで設計会議で議論しました。最近ではコンパニオンアニマルやユマニチュード、ナラティブアプローチなどをテーマとしていますがまだまだ道半ばです。しかし、このコロナ禍でスタッフは責任や自律感を高めて逞しくなったと感じます。理念とクレドを大切にし、しなやかで逞しい竹のように、春に育つ筍のように、これからも益々大きく育っていってください。

社会福祉法人 健成会
理事長

理念