建設秘話

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Message 01

個性豊かな「ごちゃまぜ」な
面々との、ムムム・笑顔の
モノづくり

株式会社神津仕事室
代表取締役

神津 昌哉

前職(日建設計)代表から命じられ、健成会設立準備室に伺ったのは2000年9月22日です。株式市況が流れる“小さな準備室”には、立派なモミアゲ白衣の偉丈夫とご婦人がいらっしゃり、ムムム何だか手ごわいぞ!と怯んだその時が健成会前理事長三木健二ご夫妻との出会いです。やがて準備室、30代後半の私と若手達、役所担当者や出入りの方々が入乱れ、七転八倒の協議が“小さな準備室”で始まり、健成会最初の高齢者の住まい「しらなみ」が竣工しました。周辺の既存植栽や中庭で外部空間との繋がりを演出した小さな暮らしの場です。前理事長には何だか可愛がっていただき、響き渡る「コウズしゃん!!」の呼び声をとても懐かしく覚えています。(若手達は最後まで怯んでおりましたが。。)
“ショートケーキみたいな素敵なおうち”と、2002年2月14日バレンタインデーに、「しらなみ」竣工式で挨拶を下さったのが現三木康彰理事長です。理事長には引続き「加賀屋の森」を設計委託頂きました。ここでも法人の皆様に加え、演劇集団やスヌーズレン、設計事務所さんなど多様な人々が入乱れ、工事費も一旦オーバーするなど、相当にムムムと踏張る羽目となりましたが、2013年8年23日に無事竣工しました。公園と繋がる緑と空間をもつ暮らしの場創りでしたが、屋上に植込んだ木々草木も根付いているようで、大切に使って頂き感謝しています。
現在は法人G内の新病院の設計を担当しています。地元に根づく暮らしを見つめながら、「ごちゃまぜ」な人々の笑顔と出会いを大切に、ムムムともうひと踏ん張りするつもりです。
さて創立20周年おめでとうございます。ご関係の皆様の益々のご発展と、笑顔でのご活躍を祈念します。

Message 02

「どうしたらよいのだろ
どうなるのかな」

元副施設長

米田 誠志

創立20周年おめでとうございます
平成12年介護保険が始まった頃、前理事長三木健二先生に南港南在宅サービスステーションの事業者法人選考に応募するから米田さんは推薦人を見つけてきてと指示されたのがこの法人の私の仕事の始まりでした。
当時前理事長三木健二先生は特別養護老人ホームの建設を考えて大阪市が管理する土地を特養用地に利用できないかと大阪市役所に申請に行かれたり、その時は条件が成立しませんでしたが現在加賀屋の森のある土地も交渉されていました。
とにかく熱心に取り組んでおられました。突然特養建設から方針転換しての応募でした、後日この法人選考に選ばれた頃、この施設は親父からのプレゼントだと聞かされました。現理事長の三木康彰先生のこの事業にかける熱意が方針転換を導き社会福祉法人健成会を誕生させることになりました
平成14年4月事業を開始しました。職員は全部で15人ぐらいで学校を卒業したばかりの10代の若者がほとんどで全員未経験者でした。デイサービスの利用者は1日1人か2人で、どうなるのかな、認知症グループホームでは利用者が部屋に閉じこもって出てこられない、どうしたらよいだろの日々でした。みんなにどうしたらよいですかと問いかけられたことは忘れられません。それでも6月の終わりごろには、デイサービスを利用者の活動の場にしてくれて、たくさんの利用者の笑い声が聞こえていましたし、認知症グループホームでは利用者があの子は「気が短いわよとか噂をされて職員を家族のように親しんでいただいていました。
施設に利用者が一人もいない日からたくさんの利用者の笑顔であふれるまでの日々の、みんなの熱意と素晴らしい笑顔を決して忘れません。
本当にありがとうございました。皆さんに感謝を申し上げるとともに社会福祉法人健成会の益々の発展と関係各位のご多幸を祈念いたしましてお祝いとさせていただきます。